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【京都 絶景】ロマン情緒あふれる石塀小路

じめに.

今回はわたしが愛してやまない石塀小路(いしべこうじ)についてご紹介したいと思います。

京都の観光地として有名な祇園の近く、下河原通りと高台寺通りを結ぶ細い路地なのですが、
まるでタイムスリップでもしたかのようなロマン溢れる風景で、京都の中でも屈指の景観スポットかと個人的には激推ししております笑。

わたしが人を京都観光にご案内する際には
白川筋/祇園界隈→八坂神社→石塀小路→二寧坂→三寧坂→清水寺 のルートを必ずご案内するようにしています。

なぜって、これ以上にTHE 京都!を体感できるコースはないのではと思っているからです✨
(このおすすめコースに関しては他記事に書いていますのでご興味おありの方は是非↓)

京都 ベストな1日観光ルート(祇園〜清水寺)

 

小路とは?

ちょっと歴史
祇園に代表されるようにこの石塀小路の位置する八坂(下河原)界隈は現在も遊興地として有名ですが、始まりは江戸初期、元々耕地だったこの土地に八坂神社(旧名:祇園社)・清水寺への参拝客を相手にする茶屋が増え、江戸末期には約500軒もの茶屋が軒を連ねるようになっていたそうです。

その中には遊女屋稼業を営む茶屋も含まれており、元々は高台寺圓徳院で余生を過ごしていた豊臣秀吉の正妻ねねを慰める為に舞芸に達者な女達が多く集められこの地に住まわせられたのが、後の下河原遊郭につながったとも言われているそうです(徳川家康様も気を遣われたのでしょうか…)。

明治初年に遊郭は廃絶するものの、その独特な名残を留めた格子戸の旅館・料亭・茶屋が今尚見れるとあり、この地域を京都ならではの雰囲気を持った観光地にしているというわけです。

 

で、石塀小路は?
石塀小路への入り口は、八坂神社の南楼門から出て下河原通りを南に下がり、4つ目の筋の所にあります。

下河原通りと高台寺通りを結ぶ細い路地とは、
ここです↓(ピンク線が石塀小路!笑)

 

石塀小路と呼ばれるこの路地は明治末期〜大正初期に開発された場所で、仮座敷を備えた高級貸家街としてつくられたそうです。

一時期は妾の家が多かったことから「お妾通り」と呼ばれていたこともあるらしい。。

”石塀”と称されていますが、実際には石塀・木塀・赤レンガ塀などが混ざり合い、不思議な調和を見せています。

現在は旅館・料亭/割烹/レストラン(意外にイタリアン・フレンチ等散見されます)・バー等粋な店が並んでいます(もちろんお値段はそれなり…)。

 


この路地が好き過ぎて、先日動画を作らせていただきました。雰囲気がわかると思いますのでご参考までにどうぞ↓


 

 

マン情緒あふれる路地

それでは早速行ってみましょう。

下河原通りに面した小さな入り口を覗くと、
まるで…あれ、何だろうジブリ?のような、「あ、ここから異世界行けるんですね」という雰囲気がバンバンしています。

 

アップ(うわ、たまらなく誘われますね笑)

 

はい、入り口からして木塀ですやん。という。。でもノスタルジックで素敵なのは間違いない。

 

では進んでいきます。

 

入り口付近は大きめの石塀ですね。
この足元にちょこちょこ置いてあるのは各料亭やレストランの看板です。
灯篭 兼 看板的な。オツでっす。

 

これちょっと分かりにくいんですが、この左奥の塀は赤レンガなんです!
これはこれでとても雰囲気があって素敵でした。(この↓写真撮ることにテンション上がり過ぎて赤レンガ写真忘れてました…)

 

石塀は石塀でも、近所のおっちゃんが石積んでもこうはならないだろ的な、さすがの雰囲気がありますよね。

 

はい、ずんずん進んでいって、
ここ曲がったくらいから木塀の、よくメディアにも出ている石塀小路の風景になっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

はーーーーい、素敵ですね。
妄想力掻き立てられますね。
タイムマシン発明して幕末行く為に(割と本気)高校で理数科入ったわたしとしてはたまりません。

 

ついでに、夜はこんな感じです↓

 

 

「迷い込む」という言葉が似合う路地ですね。
(※実際はかなり狙いうちしていかないと行けません。入り口発見率低めです。)

 

 

曲がり道をくねくね進んで行ったら、
最後にねねの道に繋がる真っ直ぐな道になります。

 

 

 

ねねの道側から見た石塀小路入り口(もはや入口か出口かはどっちから入ったかでご勝手に)

 

 

出て真正面にある高台寺公園(ちょっと高台、あ、だから高台寺?)から見るとこんな感じ

 

 

ノスタルジックッッ
とはこのことではないでしょうか。
はい、大好きなんです。

 

このままねねの道から八坂の塔や八坂庚申堂、二寧坂、霊山歴史館、三寧坂、清水寺・・・観光地(それも最高の)満載です。
詳しくはこちらの記事で紹介しますが、その中でもせっかくこの界隈を散策するなら石塀小路に足を運んでみて下さい!

 

ちなみに写真を撮るなら朝一または夕方以降になると割と空いてくるので撮りやすいですよ(最近はお昼結構観光客で賑わっています)。

 

それでは皆さん
Bon Voyage!

 

本情報

住所 〒605-0825 京都府京都市東山区下河原町463−29
アクセス 祇園四条駅(京阪) 徒歩15〜20分
河原町(阪急) 徒歩20〜25分

 

 

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